ケアが必要な理由

縮毛矯正後のケアが大切な理由と方法について徹底解説

縮毛矯正後の髪がダメージを受けやすい理由

縮毛矯正が髪に多大なダメージを与える理由は、熱と薬剤の両方を使う技術だからです。

髪を軟化(結合を切る)させる薬剤、成形定着させるアイロンやドライヤーの熱、両方の力を使ってストレートに整えます。

そして、体験したことがある方ならわかると思いますが、これらは片方だけでも髪に対してかなりのダメージを与えるのです。

なので、両方のダメージが同時に加わる縮毛矯正は、
想像以上に髪に負担をかけ、ダメージを蓄積させていきます。

髪のキューティクルが めくれる、はがれる

縮毛矯正では、髪の形状を真っすぐにするために
髪に薬剤を塗って結合を切り、ヘアアイロンなどの高熱で成形処理します。
縮毛矯正の薬剤パワーと 熱処理を合わせることで強いくせを
きれいなストレートに変える矯正効果が生まれますが、
髪に対するダメージも相当なもの。

そのため、縮毛矯正を続ければ、
髪の表面をおおうキューティクルがどんどんはがれていきます。

洗うたびにタンパク質やCMC(細胞同士をつなぐ物質)など、 髪の内部組織まで崩れてしまう

キューティクルがはがれた髪の毛は、髪の内部までが壊れやすい状態です。
髪の内部組織は洗うたびに崩されるので、
しばらくすると髪がパサついたり、ツヤやしなやかさを失います。

タンパク質が変性して、髪が硬くなってしまう

タンパク質は、高熱が加わると、その性質まで変わってしまいます。
まるで生卵がゆで卵になるように硬くなって、水分を蓄えることもできなくなってしまうのです。

自然な直毛に見えないのは、髪の硬化が原因です。

縮毛矯正直後からのケアが髪のその後を決める

縮毛矯正で髪が受けるダメージの大きさについては
理解してもらえたと思います。
施術後は、見た目はツヤツヤしているので、キレイな髪に見えますが、
実際は髪の表面、内部共に
かなりダメージを受けている状態なのです。

なので美容室の帰り際には、
『縮毛矯正後すぐには髪を洗わないように』と
忠告をされたことでしょう。

これは薬剤の作用を受けた施術当日から1週間は、
髪の状態が安定しておらず、下手な刺激が加わると
すぐにくせが戻ってきてしまうためです。

しかも、数日置いたからといって、
髪のダメージが消えるというわけではありません。

なので、縮毛矯正後の髪をきれいに保つためには、 きちんとしたケアが必要になるのです。

縮毛矯正を受けた髪をケアする方法

では、具体的なケアの方法について解説していきます。
縮毛矯正後のヘアケアのポイントは以下のようになります。

1. 縮毛矯正後24時間はシャンプーやヘアアレンジを控える

縮毛矯正の施術後に よくいわれることが、
「矯正後1~2日のシャンプーを控える」というものです。

縮毛矯正直後の髪は、薬剤による化学変化がまだまだ安定しないので、
シャンプーや 髪をしばるなどのヘアアレンジはNG。
縮毛矯正の施術後、少なくとも24時間は毛髪をしっかり休ませてあげましょう。

2. 施術後は専用のシャンプーを使用する

先程解説したように、縮毛施術後の髪はストレートな状態なので、
一見ダメージがないようにみえます。

しかし、実際の髪は、縮毛矯正の薬剤や熱処理の影響で、
キューティクルも内部もボロボロの状態です。

また、本来、弱酸性であるべきペーハー値もアルカリに傾いていて、
そのままではさらにダメージが進行します。
しかも髪はもともと死んだ細胞であるため、自ら回復することはないのです。

そのため、髪の表面だけをコーティングする普通のシャンプーを使用していては、
髪全体のダメージをケアすることができません。
なので、縮毛矯正後は、専用のケアアイテムを使用することが望ましいのです。

では、縮毛矯正後のケア専用シャンプーについて、少し解説します。

縮毛矯正毛専用シャンプーとは

先程も解説したように、
一般のシャンプーは髪の表面をコーティングするだけのものです。

縮毛矯正後の髪は表面のダメージはもちろんのこと、
内部のダメージもまた深刻で、髪の美しさを保つ成分が変質したり、
失われてしまったからなのです。

そして、髪の性質上、勝手に回復することはありません。

縮毛矯正した髪に必要なシャンプーは…..?
その傷をケアするために生まれたのが縮毛矯正毛専用のシャンプーなのです。
髪の主な成分である高機能アミノ酸群で構成され、シャンプーに含まれる栄養そのもので髪を洗うことで傷んだ髪の内部から回復させることができます。

縮毛矯正毛専用シャンプーの具体的な効能

もうすこし具体的にいうと
縮毛矯正毛専用のシャンプーは施術で受けたダメージを
洗いながら補修、保湿、健康な髪が保つペーハーに整え、
髪の深部から手当てすることができます。

髪を洗う度に、必要な栄養成分を補い、保湿することができるので、
使う度に髪の美しさに磨きがかかるのを実感することができます。

もちろん、髪の内部だけでなく、
表面のダメージも同時にケアすることになるので、
縮毛矯正後のストレートを綺麗な髪を保つことができるのです。

縮毛矯正後のケアを妥協してはいけない

縮毛矯正は一度受けたからといって、
ずっとストレートな髪を維持できるわけではありません。

そのため、期間を空けて何度も施術を行うことが普通です。
そして、施術の度に髪にダメージが蓄積され、
さらにキレイなストレートヘアを長期間維持しにくくなります。

髪の傷みが気になっても根元が伸びてくれば縮毛矯正を施し、
そしてまたダメージがたまって、でもまた矯正をしないといけない………
このように悪循環は続くわけです。

なので、
実は縮毛矯正直後から正しいケアを行うことこそが、
結果的に、手間なく長期間、キレイなストレートを維持する秘訣・・・
ということになります。

縮毛矯正後のケアは妥協は禁物、
正しい知識と愛情をもって、綺麗な髪を維持していきましょう。

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